続「2021年秋の政局」6年周期リズムの視点から





続2021年秋の政局

記:西岡利晃

さて、前回に続き、この秋の政局について、6年周期リズムの視点から、いくつかひも解こうと思います。

ちょうど前回の原稿を投稿したその日だったか、菅さんが総裁選に出馬しない意向を表明しました。

報道やブログやネットの書き込みをいろいろ見て回りましたが、どちらかというと、報道やネットの記事によって、それぞれの支持者の意図する方向へ大衆を誘導しているようにも感じました。

総裁選には、岸田文雄さん(浄化期5)、高市早苗さん(浄化期5)、河野太郎さん(浄化期6)、野田聖子さん(浄化期5)の4名が立候補です。

若手議員からすると、次の選挙で自分が当選できるか不安があると思います。
そんな不安を打ち消してくれそうな人が総裁になってほしいと願うのではないでしょうか。
そして、派閥の長は自分の権力構造の拡大を願っているのではないかと思います。

それでは、まずは派閥の長のリズムを見ていきましょう。

最大派閥の細田派。安倍晋三元首相(浄化期3)が所属する会派です。
トップは、細田博之さん(浄化期5)です。

細田さんは、大浄化期のすごく近くにいます。リズムは下りです。
安倍さんは大隆盛期へ向かって、隆盛のエネルギーは上昇中で、来年は年隆盛期です。
そして、安倍さんは、高市さん推しだそうです。

次に、麻生派。麻生太郎さん(浄化期2)が長です。麻生さんは大浄化期も終わっているので、底辺付近から上りではあります。ちなみに河野さんは麻生派です。

次に、岸田派。岸田文雄さん(浄化期5)が長です。派閥の長の本人が立候補ということです。岸田さんは、ほぼ大浄化期と言っていいくらいのリズムのところにいます。
大リズム的には、今回一番浄化のエネルギーが強い人という見方ができます。

その他の派閥は、竹下派、二階派、石破派、石原派、無派閥とあります。
高市さんと野田さんは無派閥だそうです。

二階派の長、二階俊博さん(浄化期4)は、昨年と今年2021年は年隆盛期です。
大リズムは大隆盛期のすぐ近くにいて、大隆盛に向かって上りです。
また、竹下派の会長、竹下亘さん(浄化期3)がお亡くなりになられました。
竹下さんは大浄化期の近くでリズムは下りでした。

派閥の長で、一番いいリズムなのは二階さんです。
二階派は、投票を派閥に拘束しないというような情報を見ました。
安倍さんは、高市さん支持を表明していますが、細田派として具体的に誰を応援するのかは、明確になっていないようです。

いろいろ憶測はあると思います。
しかし、単純にリズムで見た場合、岸田さんは、大浄化のエネルギーに突入する寸前です。

高市さんと、野田さんは、大リズムの波が似ています。
お二人とも大浄化期は終わっていて、低い位置から、徐々に上昇(隆盛へ向かう)してきてはいますが大隆盛期はまだまだ先の話です。

今回の4人の中で、河野さんがダントツで隆盛のエネルギーを強く持っています。
河野さんは、今は大隆盛期の真っただ中です。

しかし浄化期6ですので、来年は年浄化期に入ります。2022年と2023年は大隆盛期中の年浄化期という状況です。

ナンバーは違いますが、現在の沖縄県知事である、玉城デニーさん(浄化期2)は、大隆盛期中の年浄化期のときに当選しています。

リズムで見ると、河野さんが最も隆盛のエネルギーに包まれているのですが、応援に入った石破さんと小泉進次郎さん(浄化期1)は、二人とも大浄化期中なので、この応援は河野さんの足を引っ張ってしまう可能性があるでしょう。

来年2022年と2023年は、浄化期6の人は年浄化期です。
対極の浄化期3の人は年隆盛期です。そしてナンバー6と3は、他者中心的に見ると支配性の強いナンバーです。
ざっくり言うと、浄化期6は女王様気質。浄化期3は王様気質です。

そこから推測すると、来年からの2年間は、社会全体が他者中心になればなるほど、より支配的な要素が強い社会になってしまう可能性があります。その支配性にふさわしい人物が首相に選ばれるという見方もできるのです。

また、大隆盛期のエネルギーがあっても、年浄化期には特に個人的な問題が出てくる傾向があります。仮に河野さんが総理大臣になったとしたら、その個人的な問題を、国民に向けるような政策をとる可能性があると推測します。

高市さんには、ちょっと専制君主的な感覚を覚えます。女性ですが男性的とも言えます。
彼女が総理大臣になったら、国民を法規で縛ってより従わせようとするような、そんな政策を打ち出してくるのではないかとも推測します。

河野さんは、自身に批判的な人には、あからさまに嫌な態度をとるようです。
ネットで見た情報ですが、自身のツイッターに批判的なツイートが上がると、その人をブロックするそうです。見えないところでは、相当な暴言を吐く人のようです。
人の話は聞かない・・・そんな独断的な言動パターンをお持ちなのかもしれないですね。

野田さんは、「首相になりたい」という気持ちをお持ちのように感じます。
この欲求が今回の選挙でどれほどまで形になるかどうか。

岸田さんからは、とても強く「権力を握りたい」というふうな意識はあまり感じられません。
人間脳タイプの特徴かと思います。政治家よりも、どちらかというと官僚タイプでしょうか。

それぞれの意識が形になるとしても、総裁選は票が割れるのではと予想します。
一回で決まらず、決選投票になるのではないかと思います。
決選投票になると、党員票よりも国会議員票が有利になるそうです。

誰が、自民党総裁になって、次の首相になるのか?
9月29日は、苦肉の選択の日となるでしょうね。

こういったリズムは、各個人の生年月日から読み解けます。
国や地域や会社のリズムも、自分のリズムと人生の方向性がわかります。
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