自民党総裁選、6年周期リズム的総括





自民党総裁
2021年9月29日、自民党総裁選が行われ、岸田文雄さん(浄化期5)が新総裁に選ばれました。そして、10月4日臨時国会が開催され、首相指名選挙の結果、同じく自民党総裁の岸田さんが、第100代内閣総理大臣となりました。
そして、さらに、今国会を14日に解散し、10月31日に衆議院選挙との運びとなりました。

まずは、自民党総裁選を6年周期リズムの視点から総括をしたいと思います。
私がネットで見た予測内容は、最初の投票で、河野さんが一位、岸田さんが二位との予測でした。その予測に反して、岸田さんが一位、河野さんが二位でした。

しかも、1票差です。下馬評では河野さんは党員党友票に強いということで、それは当たっていましたが、それでも国会議員票もそれなりに取るだろうという予測が多かったように感じます。

ところが、河野さんの得た国会議員票が、ちょっと、驚くくらい少なかったのです。
もともと多くはなくても、そこまで少ないというのは、多くのアナリストも予想を外したのではないでしょうか。

ただ、一部のアナリストがYouTube動画で言っていたことに、小泉進次郎さんと石破さんと菅さんが河野さんの応援に回ったことで、国会議員票が河野さんから離れたのではないかと言っていました。

まさに、そうだと私も思いました。
小泉さん、石破さんは、お二人とも、現在、大浄化期のただ中です。菅さんも大浄化期に向かって下りです。つまり応援のつもりがリズムから見ると足を引っ張っていたのです。
その足を引っ張るエネルギーが、河野さんへの国会議員票離れを加速させたのだと推測します。

国会議員票をもっと取ることができていれば、河野さんが一位通過だったでしょう。

決選投票では、党員党友票は各都道府県で1票となり、つまり国会議員票と同数ではなく少なくなります。つまり決選投票になれば河野さん不利ということです。

それがそのまま形になったと思います。
ただ、岸田さん自身のリズムも決して良くはありません。
大浄化期へ向かってすぐそこの位置にいます。

このように見ると、石原(自分中心心理学 石原加受子)もメルマガ記事に書いているように、実際にはそれぞれの候補者の後ろ盾となっている人やその団体の力が一番強く影響していると思います。

リズム診断では、個人の力もあるのですが、その所属グループのトップのリズムも影響します。そういった意味で、派閥の力関係が、立候補者よりも影響力も大きいだろうと思います。

最初の投票で、国会議員票だけで見ると、一位が岸田さんで、二位が高市さん、河野さんは三位です。この高市さんへ多くの国会議員票が回ったのは、おそらく細田派の安倍晋三元首相の力が働いたのではないかと思います。

安倍さんは浄化期3で、大隆盛期へ向かって上昇中です。もちろん同じ細田派でも、安倍さんや高市さんのことを、好ましくないと思っている人もいると思いますが、その人たちは、最初から岸田さんへ投票したのではないかと思います。

これも私の推測ですが、今回は総裁選というよりも派閥の力関係のバランスを変えたいという意図もあったのではないかと思います。

今回の自民党総裁選は、これまで影の実力者と言われていた、二階さんの力が削がれたように私は思いました。
二階さんは顕在意識では、自分の気に入らない結果となったかもしれません。
しかし、彼個人の大リズムは大器晩成型でリズムは上昇しています。

次の衆議院選挙でも引退はしないで、自身が立候補すると表明されましたが(原稿執筆時点)、この先、スムーズに引退するために、今回の総裁選で自身の派閥から少し気持ちが離れていたほうが、後進に道を譲りやすくなるような気がします。

現時点での一部のネット記事では、岸田内閣は、まるで第5次安倍内閣ではないか、と言われているようです。菅さんが内閣総理大臣になって都合がよかったのは安倍さんではないかと私は思いましたが、今回の、岸田内閣は確かに安倍内閣の続きのように見えなくもないですね。漁夫の利を得たのは誰でしょうか。

そして、この内閣はすぐに解散し、10月31日に衆議院選挙です。
ちなみに、2021年10月31日を誕生日と見立て、リズムを見てみました。
この日が誕生日の人は、浄化期6です。そしてほぼ大浄化期に突入する寸前のところです。
この大リズムは、岸田さんの大リズムとまるで同調しているかのようです。
101代内閣総理大臣は、引き続き岸田さんになるのでしょうか?

さて、ここからは、余談です。
二階さんの地元、和歌山県で、総裁選の前日10月3日、紀ノ川にかかる水管橋が崩落し、市民への水の供給が断たれた事故がありました。

紀ノ川は一級河川です。崩落は、何か超自然の力が働いて破壊されたのかも?
(のちの報道で知ったのですが、もともと、かなり傷んでいたようですね)
水は生命(エネルギー)の源。その水の供給が断たれる。
そこに現れるキーワード、「和歌山、水管橋、河川、破壊」。
和歌山(二階さんの地元)、水管橋(菅)、河川(河)、破壊(破)。
(菅)菅義偉さん、(河)河野太郎さん、(破)石破茂さん。
はっきり言ってこじつけですが、いままであった、二階さん他への何かの供給が断たれるということの象徴のようにも思いました。

また、菅さんが自民党総裁から内閣総理大臣になったとき、私の脳裏には「安政の大獄」が思い浮かびました。井伊直弼さんと菅義偉さんが重なって感じられました。
ご存じように当時の大弾圧は、井伊直弼さんの人生の「終焉」となった桜田門外の変にて終わります。
これも、かなりこじつけですが、桜田門の外に新国立競技場があって、オリンピック・パラリンピックが開催され、そして「終演」しました。
この「安政」を現代に置き換えると、「安政」=「安倍政治の時代」というふうに解釈することもできます。(あくまで私のこじつけ解釈です)

そして歴史は、大政奉還から明治維新へと流れていったのですが、それが安政の時代から、160年ほどたった現在は、この国の形としてどんなふうな変化をもたらすのか?
歴史は繰り返すのでしょうか?

恐らくは、私たちは、これからの20年間で、その結果を経験することになるでしょう。

記:西岡利晃

こういったリズムは、各個人の生年月日から読み解けます。
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